PSvita版「墨鬼」のトロフィーをコンプリートしましたので、個人的なレビューを書こうかと思います。
2012年2月9日に発売との事ですが、トロフィーブーストとして有名ですね。難易度もそこまで高くないとされていますし、今では中古で安く購入できます。この情報をネットで目にした人の中で、トロフィーを手軽に取得したい人は手に取る人も少なからずいるかもしれませんね。僕もその一人です 😆
個人的なトロフィー獲得の感想早見表↓
ゲームの面白さ | 10段階で、4。 |
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コンプ難易度 | 10段階で、1。プラチナ無し |
コンプまでのストレス | 10段階で、5。 |
コンプまでの時間 | 最短ではなくても6時間ほど。 |
作業量・作業感 | 分岐に失敗すると数分ほどやり直し。苦ではない? |
背面パッド嫌い度 | 10段階で、10。 |
という感じなのですが、システムが評判通り良くないです(笑)慣れない、できない、触れたくないという方も出てくるのではないかと思うくらいに、人によってはクソゲーと思わせるシステムかもしれません。とはいえ、ボリュームが少ないから最後までプレイしました。トロフィー数からいってもこんなもんでしょう!
では、トロフィー、システムやストーリーなど個人的な見解ですが色々振り返っていきたいと思います
( `ー´)ノ
目次
トロフィーは本当に簡単なのか。
一言でいうなら、簡単です。終わってみれば結局6時間程でした。ちと手こずった個所もありスムーズには進行できなかったのですが、早い人なら5時間きるくらいにコンプできると思います 😀 上画像の通り、トロフィー13個です。
ただ、簡単といわれるトロフィーには落とし穴がある事もしばしば…2つのシルバートロフィーを確認できるかと思いますが、この2つが行く手をはばんできました。簡単だと気楽に思っていた反面、すごくきつく感じて…結局本気でプレイしましたね(笑)
2D和風アクション、その操作感は?
主人公であるアグラの操作に関してはあまり気になる事はありませんでしたね。操作といっても複雑なアクションではないので、やれる事もそんなにありません。なので、良くも悪くも単純なものです。
トロフィーをコンプするにあたって、必須になる操作は以下の通りです。
道筆(墨で道を書く事で移動可能)
このゲーム、画面のタッチをかなり必要とします。特にこの「道筆」は基本的な操作になるので、まさに自分の道は自分で用意する操作です。それが自分を苦行の道に追いやる事も珍しくありませんでしたが(笑)
うまく攻略する為の位置取りを決める操作になる事は間違いありません。状況に応じていい道を作る事がポイントになってきます。
術式(炎の筆)
鬼が主人公という事で、それなりに術を使用できます。その1つがこの「炎の筆」です。
まず術式画面に入ったら、炎を起こしたい所に墨筆で書く!(トロフィーの文字)
術式画面を解除し、術が発動すると、
筆で書いた文字がそのまま炎に!てか、文字を書かなくても燃えますが(笑)
当然ながら、術なので墨力(MP)を使用します。画像上部にある白いゲージですね。この術は敵の足止めにかなりお世話になりました。威力はそんなにですが、使用頻度は高かったです。
逆に、炎を消す事ができる「水筆」という術もあります。こちらは敵の攻撃を無効化したり、炎で燃えた敵の炎を消す事でできる水蒸気で敵を状態異常にしたりする事ができます。
術式(雷雲の筆~威力は3段階~)
BOSS戦、また耐久力の高い敵に超有効。攻撃力の高い術です。
第1段階の「雷雲の術」。墨力の方は序盤だと連発は厳しいですが、ちょっとした敵なら大体1撃で倒せますね。
これも術式画面で、雷雲を起こしたい所を長押しするだけで雷雲が発生します。
こちらが2段階目の「雷雲の術」。雷が2本になって攻撃力が増しています。1段階目よりも長押しを続けるだけ。
でも、どうせ使うならMAXで使いたいので、2段階は使用頻度は高くなかったかも。
最大威力の3段階目。分かりにくいかもですが、雷雲も1番多い状態になります。
高威力ではあるものの、墨力がかなりもっていかれるので連発は難しい。
墨神召喚(鳳凰と唐獅子)
術式画面で墨力と引き換えに、呼び出しの印をなぞります。成功すると墨神を召喚する事ができます。
墨神にも体力値が設定されている様ですが、尽きるまでは攻撃を代わりに受けてくれる盾の様な存在にもなります。攻撃力もそれなりにあるので、攻防共に状況を立て直す役割を担ってくれます。
もう1体、唐獅子という墨神もいるので同時召喚するとより有利な状況を作る事ができます。敵の数が増えすぎて混乱しそうな時に頼る事が多かったですね。
一定時間がすぎると墨神は消えてしまい、しばらくすると再度呼び出すことが可能です。
道筆、術、召喚、行動の源は「墨力」
このゲームは「墨力」が攻略の鍵を握っているといっても過言ではないのですが、勢いでプレイしていると「墨力」がすぐに底を尽きてしまいます。その「墨力」は、vitaの背面パッドをこする事で回復させる事が可能となっています。(回復中は無防備)
ところがその回復方法が、このゲームの1番の辛いところ!パッドがめちゃめちゃ擦りにくいんですよ!!!すべらないし、回復量少ないし、ゲーム中盤から敵の攻撃ヤバくなるし(笑)
人によって擦るコツは違うかもですが、
僕は両中指をパッドに当てて固定し、vita本体を回転させる様に斜めに動かしてました…つまり、指を動かすのではなく、本体を中指に擦らせるという感じ(笑)それが1番回復が早かった気がするので…でもこれやると画面がブレまくって何も分からなくなる(笑)
なので、状況に応じて指を動かして擦ったりもして対応しました。臨機応変ですね。
トロフィーコンプまでの流れ
トロフィーをコンプするにあたって、1番手のかかるトロフィーは物語【極】「全エンディングを見た」になると思います。そのトロフィーを獲得するまでに他のトロフィーは獲得の条件をだいたい満たしているはず。
上の図の様に、ステージが分岐して最終的にラスボスに辿り着ける様になっています。ラスボスを倒すと全てのエンディングに辿り着く事ができます。
ステージの分岐方法(セーブ推奨)
上画像は、1つ目の分岐に成功しているものです。緑●はクリアしたステージ、黒●は未クリアのステージです。
分岐方法は、分岐前のステージでクリア内容の高評価(☆3つ)を取る事。なので、分岐前でセーブしておくと失敗した時にやり直しすることなく再開が楽ですね。
分岐させる為のクリア高評価の条件は、
- クリアタイム
- 敵から受けたダメージ
によって決定されます。
☆3つが獲得できないと、分岐しないシナリオに進みます。
中盤ステージへ行く前にやるべき事
トロフィーコンプを目指すなら、上画像の様に、体力と墨力の最大化は必須です。最初の2つのステージを繰り返しプレイして、主人公を成長させるのがベストです。
まず、ステージ1・2をクリアし、3つ目のステージで開幕から追いかけてくる巨人にわざと踏まれます。そして「リトライ」はせず、「一から出直し」を選び、最初のステージに戻る。これを繰り返しプレイする事で、少しづつですが主人公のステータスが成長していきます。
成長が終わる頃には操作にも慣れてくるので、一石二鳥ですね 😀
4つの分岐=最高評価を取る為には
基本的にこのゲームは、いかに素早く敵を対処していけるか、だと思います。クリアするだけのステージはとにかく撃破することだけを考えて進行。
問題は分岐させる為のステージで3つ星評価を獲得できるかどうか。とはいえ、やる事はどのステージも同じです。
1パターンになってしまう攻撃
最高評価を獲得するにあたって、手こずるのはやはりBOSS戦ですね。
でも、どのボスもやる事は基本同じです。
- 墨神「鳳凰」「唐獅子」を同時に召喚、もしくは交互に召喚
- 墨神を盾に、左隅で墨力を溜めて「雷雲の術」第3段階でBOSSを攻撃
- BOSSの真ん中から右上部あたりに墨をひいて移動し、攻撃。
- 攻撃時は墨の上で達刃化し、「突進→乱舞→風車」
- 現れる弓使いや歩兵は「炎の筆」で足止め・直接攻撃
- BOSSの弾幕は「水筆」で消す
僕はこれさえ押さえておけば、あとはゴリ押しでいけました(笑)とはいえ、攻撃をやめて引く時も大切です。「雷雲の術」はかなりの攻撃力だと思うんですけど、なんせ墨力を回復させるのがしんどいですね(笑)要は術と直接攻撃の使い分けですね。
終盤に近付くにつれて、どのステージも難しくなります。BOSSも攻撃パターンがある様ですが、全てに対応できる様になるまでやりこまなくてもクリアは可能です。
ゴリ押しするタイミング、ゴリ押しをやめて回避に専念するタイミング、8:2くらいの割合でプレイするといいかもです。
ラスボスが超強いけど、おすすめの攻撃は?
まず、ラスボスに限らずですがゴリ押しとなった時のパターンです↑
- 画面の真ん中、または右上部にかけて「道筆」で移動
- 「道筆」上で攻撃しながら「達刃化」
- 「突進→乱舞→風車」コンボを少しでも長く繰り返す。
- 被弾しても「達刃化」は常に意識。1回でも多く攻撃する。
「雷雲の術Lv3」も強力だとは思いますが、「達刃攻撃」の方が楽な上に手っ取り早いと思いました。という事をふまえて、BOSS戦で強力だと思えた攻撃パターンは
- 墨力がMAX近いなら、とりあえず「雷雲の術」を使用
- 墨神にも頑張ってもらう。小さい弾は水筆で消す
- 戦闘中はこまめに背面パッドを擦る(笑)
- 直接攻撃はこまめに「道筆」上で。(墨力回復量増)
- コンボは忘れずに
もうやれる事をやるって事ですね(笑)
強敵と言われるラスボスに関しては、綺麗に倒そうとは考えなければ上記のゴリ押しパターンと墨神2体同時召喚の攻撃が少し長く続けられただけで、3,4回の挑戦で倒すことができました 🙂
「本体の目玉」「3つの手」で構成されたラスボスの攻撃をなんとなくでいいので把握して自分なりの攻撃の位置取りを決めるといいですね。
ラスボスの個人的な対処・攻撃パターン↓
- 「本体目玉」の極太レーザーはきっちり回避。回避時は墨力回復。
- 墨神2体同時召喚後、左端で「道筆」で道をひき、墨力を回復
- 墨力回復しながら、縦に3つそろった「手」に「雷雲の術Lv3」発動
- 「手」には常に「炎の筆」で燃やしつつ、こまめ攻撃・パッド擦り
- 「手」単発レーザーはジャンプや「道筆」に乗る・降りるで回避。
- 「手」3つ撃破後、復活する前に「本体目玉」を「達刃化」でコンボ攻撃
- 墨神召喚が可能になったら即召喚
- 3つの「手」のレーザー祭が始まる頃からゴリ押し開始
- HPに余裕があるなら、「達刃化」で削ったもん勝ち!
基本的な行動はこんな感じでOKでした!墨神2体の頑張りもあるのかもしれませんが、その本のカバーは主人公の気合いです(笑)敵の回避が苦手、HPが持たずあまり長く戦闘できない場合は「達刃化」でゴリ押しした方が倒しきれるんじゃないかなと感じました!てゆーか、ラスボスでそうならBOSS全部そうなりますね(笑)
トロフィーブーストとしては、あり?なし?
ブーストゲームとしては、まぁありでいいとは思います。結局6時間程しか遊んでませんし(笑)ネットの情報は、なかなか表面的な事しか見えない事も多く、実際に触れてみると「あれ?」となる事もよくあると思います…まさにこのゲームがそれでした(笑)
結局トロフィーあるあるで、コンプまで時間がそんなにかからないけど求められる要素が少し厄介で面倒なゲームですね。そんなこの作品、プラチナトロフィーはありません。かなりボリュームのある体験版の様なゲームだと思えば楽しめる作品かなと思えます 😀
なので、「墨鬼」の存在は知ってたけど、まだ手をつけていない方、気になっている方、TV見ながら片手間ゴリ押しの楽ちんブーストなんて思って手を付けるのはやめましょう(笑)トロフィーコンプリートは簡単な部類ではありますが、その割に手がかなり忙しいゲームです :-x久々に少し燃えましたね 👿
もし、気になった方は定価で買わずに絶対中古で買いましょう(笑)今なら安くなっていて1000円くらいで購入する事が可能です。価値としてはちょうどいいのではないでしょうか。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。