うちの猫の話

【愛猫のてんかん発作】後ろ足の痙攣(部分発作)と全身発作を起こした時の対処

ヴォルグ

2018年、7歳の猫ちゃんと一緒に暮らしています。名前はヴォルグ。今までにてんかん発作を何度か起こした経験があります。ヴォルグの初めてのてんかん発作を目の当たりにした時、正直パニックになってしまい、それがてんかん発作だという事も知らずに一睡もせず朝まで見守っていたのを覚えています。

このてんかん発作、飼っている猫ちゃんに起こると物凄く辛いですよね…どうしていいのか分からずただただ発作がおさまるのを待つ事しかできず、それがまた不安を加速させます…発作中、見守るしかないのに辛くなって目を背けたくなる人もいると思います。でも、しっかり現実を受け止めて、些細な事でもやれる事をやっていきましょう!へこんでいても、発作はおさまりません。前を向いて一緒に戦ってあげましょう!

色々な情報がある中、あくまで一例としてほんの一部ですが、うちのヴォルグが発作を起こした時の状況や行動、病院での診察や対処、ヴォルグへの接し方などを記事にしてみました。

※この記事は、追記していく可能性があります。

この記事にある診察結果と治療方法は、我が家のヴォルグの発作への対処なので同じ様な症状のある子であっても、同じ対処になる訳ではありません

てんかん発作について(ヴォルグの場合)

ヴォルグ

色んな情報がありますが、はっきりと原因は特定できていません。ただ病院での診察の結果としては、大きく見て原因になりうる可能性を2つあげられました。

  1. 生まれつき、てんかん発作を起こしやすい体質
  2. 生後3ヶ月頃に頭部に強い衝撃を受けて衰弱していた事

1つ目、生まれつきの体質として、「生まれ持ったもの」なら受け入れるだけです。それも含めてヴォルグだと思うからです。偶然縁あって一緒に暮らしているのだから、「てんかん」を通じて、ヴォルグから学ぶ事があると思っています。

2つ目、「頭部に強い衝撃を受けて衰弱していた」というヴォルグの過去に起こった出来事ですが、病院での説明によると、頭部に強い衝撃を受けた結果、脳にもダメージを受けていた可能性が高く、その脳のダメージがてんかんの原因になっている可能性があるとの事。

ヴォルグの身体の負担を考慮して、MRIなどの検査はまだ行っていないのでより細かい原因を探る事はできていません。幸いというべきか、ヴォルグの発作はまだ頻発する程でもないので、そういった検査は見送っています。

生後3ヶ月頃に頭部に強い衝撃を受けて衰弱していた時の事ですが、

以前の記事でまとめてあります。気になった方は、読んでみて下さい。

子猫を保護した時にできた事⇒ /cat

猫ちゃんのてんかん発症率はかなり稀な割合の様ですが、野良の猫ちゃんや室内飼いされている猫ちゃんの数を考えると、個人的にあんまり珍しいものでもないのかな?くらいに思っています。

実際に病院にて診察を受けても、色々なケースのてんかん発作で病院を訪れている患者さんがいるようですし、「てんかんは稀な病気」と言われる事があっても僕は悲観する必要はないと考えれる様になりました。

 

てんかん発作の症状・履歴(ヴォルグの場合)

ヴォルグ

普通に寝ている時のヴォルグ↑ 発作時はこの状態で全身が痙攣する

てんかん発作を起こした時の状況のメモです。どんなに衝撃的な光景も数が増えてくると古い記憶は薄れていきます。発作を起こした時に見た事や感じた事、何でもいいと思います。文字にしておく事も大事と考えます。

1歳、1回目。

僕が外出中の夕方17時頃、おそらく初めてとなる全身痙攣を発症。発作を起こしながらタンス1.5mの高さから落ちる。床に落ちた衝撃音に気づいた父が様子を目撃。床に落ちた後も全身痙攣は続く。意識の有無は分からず、発作は30秒~1分程でおさまり始める。おさまるのと同時にフラフラと起き上がる様子を見せるが壁にもたれかからないと立てない状態。

父の留守電を聞いてまっすぐ帰宅。夜は普段通りの様子で、20時頃には特に違和感を感じず。最寄りの動物病院は終了時間の為、様子見を選択。しかし、この時は「てんかん発作」に無知で、父の説明と自分の理解が追い付かず、事の重大さを認識できずに病院へ行くのは見送っていた。

2歳、2回目。

1回目の発作から1年以内。深夜2時頃に枕元のクッションの上で寝ていたヴォルグが全身痙攣を発症。初めて見るてんかん発作の前にパニックになる。事前に猫について調べものをしていた事もあり、異物を飲み込んだ等が原因の呼吸困難かと勘違いし、発作中の口の中に指を入れ異物を確認しようとして指を噛まれる。曲げる事もできない程に腫れあがる。それが原因か一時的に脇まで痺れる様な痛みを感じる。

1分弱ほどで完全に痙攣はおさまったが、ヴォルグは息切れしてかなり呼吸も荒い状態。呼吸が落ち着くと少しウロウロと部屋の中を歩いた後、いつものクッションの上に横たわる。

衝撃な光景を目の当たりした為、また発作が起きるのではとショックで眠れず、朝まで様子見。朝いちで最寄りの動物病院へ。

3歳、3回目。

深夜2時頃に布団の足元で全身痙攣を発症。30秒~1分以内におさまる。動物病院から渡されていた、抗てんかん薬の座薬を試みるが、使用に慣れない事もあり意外と難しい。

小さな痙攣におさまってくると、毛布で包み抱きかかえて様子を見る。痙攣がおさまった後も興奮状態は続き、時折部屋を走ったり少し大きな声で鳴きながらウロウロする。10分程で興奮状態は落ち着き、いつものクッションの上でくつろぐ。

慣れる訳ではないが、冷静に状況を受け止めれるようになる。少し仮眠を取り、朝いちで動物病院へ。

6歳、4回目。

朝5時頃に猫小屋にしている外出用キャリー内で全身痙攣を発症。30秒~1分以内でおさまる。少し大きな声で鳴きながら10分程部屋をウロウロする。興奮状態がおさまるといつものおとなしいヴォルグに戻る。抗てんかん薬の座薬を試みるが、やはり難しい。

前回から3年近く発作が起こらなかった為、「もしかしたらもう起こらないのではないか」と思っていただけにかなり落ち込んだ。でも、パニックにはならずにしっかり対処はできた。そのまま眠らず、朝いちで動物病院へ。

6歳、5~6回目。

前回から9ヶ月後。帰宅直前18時頃に全身痙攣を発症した可能性大。発作を目撃はできなかったが、猫部屋のフローリングが毛とヨダレで広範囲に汚れている。猫トイレやクッションなど、汚れ周辺の物がはじき飛ばされた様に散乱している状況。様子を見ると発作後の様で、興奮状態で走り回るヴォルグ。

身体に異常はないかと、探ってみると床に面していたとみえる半身がほとんどヨダレまみれの状態。痙攣しながらフローリングを移動していた模様。身体のヨダレとフローリングの状態からみて、今までの発作で最長時間の可能性。(少なくとも2~3分?)興奮状態は数分でおさまっていく。

同日20時頃、お座りの状態で後ろ左足が痙攣。初めての部分発作が起こる。お座りの状態でゆっくりと斜めになっていく。お座りを維持するのも厳しい様子。後ろ左足だけが動かせない様で歩くのもままならない。全身発作に移行はせず、数分で発作は止まる。その後はいつも通り。

この日かかりつけの動物病院が終了の為、翌日朝いちで病院へ。

6歳、7回目。

前回の2日後の深夜2時頃、全身痙攣を発症。30秒程で発作はおさまり、その後の興奮状態も数分で終了。いつもよりは控えめの発作ではあるが、短い期間での発作の連続発症。かなり落ち込む。座薬を使うが、直後に便と一緒に排泄。

気になるので、ウトウト様子見しながら朝を迎える。朝いちで病院へ。

発作の頻度を考慮して、初めてのステロイド投薬になる。ステロイド注射をしてもらい、翌日から1週間ほど治療薬にステロイド錠剤が追加された。

獣医師さんいわく、「これでしばらくは発作は起きないと思いますよ」とのこと。

7歳、8回目。2018.12.31

前回から7ヶ月半後。午前6時10分頃。いつも寝ている布団の上で全身痙攣を起こす。1分~1分半程の長さで発作が治まる。部屋の中をウロウロと歩いて落ち着かない様子が続く。30分程すると落ち着いたのか、腰を下ろしてくつろぎ始める。発作が続く様子はない。9時に掛かり付けの病院に診察へ。

病院での診察の経験上、毎朝8時に与える抗てんかん薬は採血等の関係もあり、あえて飲ませずでの診察。前回と同じく発作の頻度を考慮しての治療をしてもらう。脳のむくみを緩和させる為のステロイド注射をうなじにして頂く。翌日から3日間、毎朝錠剤のステロイドを抗てんかん薬と一緒に飲ませる。年末年始の時期は血液の外注検査施設が休暇中の為、このまま様子を見る事に。

現在服用させている抗てんかん薬は、検査結果にて血中濃度の数値としては問題ない結果なので、この薬で発作を抑えきれていない可能性。数日間、発作がとまらず繰り返す様なら別の抗てんかん薬を1種類追加して飲ませていく様検討するとの事。いずれにせよ年末年始の休暇が終わり次第、1度採決の外注検査を考える方向。

現在に至る。

 

てんかん発作の治療とは。(ヴォルグの場合)

ヴォルグ

てんかん発作を発症する動物は症状もその子次第です。当然治療の内容も変わってきます。動物病院では、どのような病気や怪我でも状況は細かく覚えている方がいいと教わる方も多いはずです。スマホで写真や動画を残すと動物病院にて治療に役立ちます。

お家で飼っている子がてんかん発作を発症した場合、おそらく最初は凄く辛いです。考えが追い付かず僕の様にパニックになる人もいると思います。でもだからこそ治療の為に、詳細を獣医師さんに伝える為の情報を少しでも残しておきましょう!

 

抗てんかん薬の量について(ヴォルグの場合)

ケースに入れて保管してあります。↓

抗てんかん薬

毎日朝1回、夜1回の計2回になります。1回は0.5錠になります。獣医師さんいわく、発作の頻度や重さによってこの1回の量も変わってくるとの事です。今までに薬を飲ませる回数や量が変化した事もあります。朝1回1錠の時期もありました。発作が起きた時に必ず採血して血液検査をして頂くのですが、薬の成分が血中にどれだけ残っているかなども薬の量や回数を決める1つの要因となっているとの事です。

血液検査は体内の色々な数値をみる事ができるので、てんかん発作以外の病気やその予防の為にも大切な検査です。あと、抗てんかん薬の副作用として肝臓に負担がかかる様なので、肝臓の数値をみる為にも定期的に受ける事をお勧めします。

ヴォルグは半年に1度の定期健診を受けていますが、発作後は必ず早めに病院に行き、検査を受ける事にしています。何より、大好きなペットの身体の状態を知る機会です。安心は少しでも多く得たいですよね。

 

抗てんかん薬の飲ませ方(ヴォルグの場合)

前述した「2回目の発作」から動物病院に処方された抗てんかん薬を、毎日朝夜の2回投薬しています。「抗てんかん薬」といっても、完全に発作を「とめる」という事ではありません。あくまで「起きにくくする」お薬です

今までに、病気や体調不良でお薬を飲ませる事があったのですが、抗てんかん薬に関しては液体、錠剤のお薬を試してきました。飲ませ方は獣医師さんに習いました。

液体と錠剤で、飲ませ方や猫ちゃんへのストレスが違いましたね。

液体のお薬ですが、ヴォルグに処方して頂いたのは目薬の様なタイプで、口を少し上向きにさせて数滴飲ませるというもの。錠剤よりも飲ませるのが楽ですが、ヴォルグにとってかなり苦い(味覚や嗅覚に強い刺激があった)様で、お薬の時間になるとストレスで胃液を吐く様になりました。

錠剤のお薬ですが、僕の場合の飲ませ方として、「左手で上あごを持ち、親指と人差し指で薬を持った右手の中指で歯を押し下げる様に下あごを下げさせて、口の中(舌の上の奥の方)に錠剤を入れる。すぐにスポイトで水を含ませて飲ませてあげる」のですが、慣れるまで何度も吐き出されました。

変なとこに入ってむせたりしないかとか、噛まれたりしないかなど、遠慮や心配の気持ちが大きいと逆に上手く飲ませてあげられません。ヴォルグも吐き出し方を覚えてくるので、適切な流れで速やかに行える様に練習して慣れれば問題なく飲んでくれるようになりました。

お薬時の右手

薬を上げる時の右手の状態↑中指をフリーにしている

スポイト

錠剤と一緒に水を飲ませる時に使う↑

どちらも嫌がる事に変わりはありません。そしてどちらの薬も副作用があり、初めのうちは投薬後少し元気がなかったりしていましたが習慣化するとそれもなくなりました。(抗てんかん薬の副作用として肝臓に負担がかかる)

お薬次第でストレスがかなり違います。液体は口内に広がるのに対し、錠剤は手早く水と一緒に飲ませてしまうと気にならない様子です。結果、錠剤のお薬に落ち着いています。

 

てんかん発作とうまく付き合っていく事

ヴォルグ

現状、てんかん発作は原因を特定することが困難で完全に治療する事はできません。毎日発作を起こす猫もいれば、年に1度くらいの発作、歳を重ねる程に発作がなくなっていくなど、同じ症状の猫がいないといっていいほどケースは様々です。

うちのヴォルグも3年近く発作がありませんでしたが、1度発症すると短い間隔で発作が起きたりしたので、しばらくないからといって安心できないものだと思いました。

獣医師さんいわく、

  • 普段からあまり興奮させない様にしておく
  • 大きな音や声は出さない
  • 睡眠時間は家族全員で規則正しくしておく
  • 猫トイレの衛生面など、ストレスを少なくしておく
  • 発作に備えて、高所は目の届く範囲で用意してあげる
  • 発作が起きた場合、高所からの落下、壁や物が頭部へ衝撃を与えるなどの2次的事故に注意する

など、動物を飼うという上で基本的な事ですが、やはり普段から猫ちゃん中心の生活にしてあげるのが大切ですね。あとは薬の時間をきっちり守る事。そして凄く大切だと思うのが、信頼できる病院を見つける事。それが家の近所にあると1番なのですが、安心して通院できるというのが大切です。

最後に、動物を飼う以上は優しく接してあげたいものです。僕は普段からヴォルグをリラックスさせる様に努めています。そういった事が病気に影響があるのかどうかも分かりません。ただ、それが1つの安心感となってくれるだけでもヴォルグの為になると考えるからです。せっかく一緒に住んでるのに、警戒しあうのは少し寂しいですしね。

お互いに癒しを与え合える、そんな生活を目標にこれからも愛猫を支えていきたいと思っています。

ヴォルグ

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。