わが家の黒猫が獣医師さんに「てんかん」と診断され、投薬が必要となった時に、実際に疑問に思った事があります。
わが家の猫と同じ様に「てんかん」の可能性を診断され、過去の僕と同じ様に
と思った方もいると思います。
現在わが家の黒猫は、通院している動物病院で定期的に「抗てんかん薬」を処方されています。通院時の精算で出される実際の診療料金の明細や薬の画像などを載せつつ、「てんかん」であるわが家の黒猫の病状を1つの事例として記事にします。
過去の自分に届けたい記事ですね。
同じお悩みを持つ飼い主様の1つの参考になれば幸いです。
目次
てんかんの投薬を初めてどのくらい?
「抗てんかん薬」は錠剤で処方される
ゾニサミド
別の記事でも使用した画像↑ですが、「抗てんかん薬」といっても普通の薬ですよね。0.5錠を朝と夜に1回ずつ飲ませています。シリンジを使って水で流しこむ感じです。
「ゾニサミド」↑の未開封の状態です。僕たち人間が薬局にいって薬を処方して頂く時と同じ様なものですね。1週間分(2分の1×14錠)を専用のお薬ケースの1トレイに割って保存しています。
薬を割る作業は動物病院でお願いする事ができます。「なぜ自分で割ってるの?」と思うかもしれませんが、理由は簡単!動物病院の精算時に割って頂く事になるので、単純に精算の待ち時間が長くなってしまうからです。
お薬なのに?と思われるかもしれませんが、動物病院の方には丁寧に割ってくれるなら大丈夫と言われています。実際、毎回定期的に薬をもらいに通院した日、僕と奥さんの2人で薬3ヶ月分を割るんですけど、10~15分くらいはかかるかな?なるだけ綺麗に半分に割る必要があるので、消毒した専用カッターでパツンパツンとやってます。
動物病院に行く人なら理解してもらえると思いますが、精算までの10~15分の待ち時間って、結構しんどくないですか?その間に獣医師さんと色々話せてたらタメになるけど、ボーっと待合室でTV見るくらいなら、早く猫を家に連れて帰りたいですよね。
フェノバール
担当の獣医師さんに、「ゾニサミド」だけでは発作をコントロールしきれていないと判断されてからは、「フェノバール」という薬も追加されています。(過去のてんかん記事を追記予定)
「フェノバール」は4分の1錠を朝と夜に1回ずつ飲ませる様に言われています。「ゾニサミド」と同様、お薬ケースにあらかじめ割っていれておく様にしていますね。
この保管方法だと、「薬を飲ませたか分からなくなるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、わが家では薬の時間を決めて、お互いに飲ませた事を必ず確認するようにしています。
「抗てんかん薬」の明細内容
ゾニサミド 3ヶ月分
「抗てんかん薬」を始めてまだ1種類だった頃の明細です。「内服薬」というのが「抗てんかん薬ゾニサミド」の金額になります。
我が家はペット保険に加入しているので3割負担です。
細かい計算は下記の様になります。
自己負担額… 全額負担 9000円-アニコム負担 7182円= ¥1818
今回請求額… 再診料500円+自己負担1818円= ¥2318
消費税 … (再診料 500円+内服薬 9000円)×0.08= ¥760
合計請求額… 今回請求額 2318円 + 消費税 ¥760= ¥3078
ゾニサミド1種類(1日朝と夜合わせて1錠)の薬は3ヶ月で¥3078なので、1ヶ月¥1026です。
ゾニサミド、フェノバール 3か月分
「ゾニサミド」「フェノバール」の2種類の明細です。金額が上がってます(笑)ヴォルグが生きている間は、おそらく一生飲み続ける薬で、この金額は最低金額になると思います。
細かい内訳はというと、
自己負担額…(全額負担 15750円)-(アニコム負担 12285円)= ¥3465
今回請求額…(再診料500円)+(自己負担3465円)= ¥3965
消費税 …(再診料500円+内服薬15750円)× 0.08= ¥1300
合計請求額… 今回請求額 3965円 + 消費税 1300 = ¥5265
ゾニサミド(朝と夜合わせて1錠)+フェノバール(朝と夜合わせて0.5錠)の2種類の薬を処方して頂いている明細なのですが、3ヶ月で¥5265なので、1ヶ月¥1755です。
仮に発作の頻度が増える様な事があれば薬の量も増えます。つまり、お金もさらに必要になってくるという事です。
まとめ:1ヶ月あたりの値段は高くはない
ゾニサミド 1ヶ月分¥1026
ゾニサミド・フェノバール 1ヶ月分¥1755
2種類の「抗てんかん薬」の1ヶ月の値段を割り出してみました。発作の程度によって飲む量の必要性は変わるので、どの猫も同じ値段になる訳ではありませんが、そこまで値段は高くはないかと思います。
現在2019年10月においての値段の為、今後変化があれば追記変更していきます。
もし薬の種類が変わる事があれば、変更後の情報も記載していこうと思います。これ以上に薬の量が増える様な事があっては困りますが…
とはいえ、もう薬をやめる事はおそらくできないので発作をコントロールできている今を大事にしていこうと思います。
わが家のヴォルグの「てんかん」による発作は現在のところ影を潜めていると思っています。おそらく毎日の投薬の効果があるのだと考えていますが、いつまた発作が起きるかわかりません。
「抗てんかん薬」はあくまで痙攣発作を起きにくくしてコントロールする為のものであり、絶対に発作がおきない訳ではありません。
だからこそ、決められた与えるべき量と時間はきっちり守って投薬していこうと思います。
これから愛猫さんに「抗てんかん薬」を投薬していく方にとって、この記事の内容がささやかでも予備知識となればと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。