多頭飼い

「猫を嫌いになりそう」と後悔した事は1度もありませんでした

ミク&ヴォルグ

猫を飼うことで、「嫌いになった」「後悔した」「飼うんじゃなかった」と思った人も少なくないのではないでしょうか。

我が家では2019年現在、一緒に暮らして7年程になる2匹の猫と暮らしています。とてもかわいくて癒されて、大切な存在です。もちろん平和に過ごしていると思っています。

でも、初めから上手く暮らしている訳ではありませんでした。

動物と一緒に暮らすと良くも悪くも色んな発見があり、動物を飼っている人なら誰もが体験するはず。

いつの間にか平和な環境になった猫との日常ですが、

「嫌いになるとしたら何があったかな?」

といった視点で思い出を振り返ってみようかと思います。

猫を嫌いになるかは自分次第だと思う

個人的に、猫と暮らして嬉しい事といえば

  • 仕事から帰宅すると、玄関でお出迎えしてくれた時
  • 家で何気なく過ごしていると、甘えた声で「撫でて~」とくっついてきた時
  • 猫が走り回っている様子を見て、何かしら行動が面白い時
  • 朝、目覚めるのを枕元で待っていてくれた時

もちろん人間も猫も、考えや性格がそれぞれ違うので、誰がどんな猫と暮らしても同じにはならないと思います。ただ、自分が望む形で必要とされた時はやはり嬉しいものですよね 😆

 

では逆に、「毎日だと、イライラする」という行動は、

  • 急に腕や足を本気噛みしてきた時
  • 夜中に走り回る
  • 家中どこでも爪をとぐ
  • 部屋の物を荒らす(ちらかす)
  • 僕が寝ている時に、高い所から僕のお腹にダイブ!

全部実際にやられた事です(笑)ほかにも色々ありますが、あげだすとキリがないくらいですね。でも、元気な猫なら基本的にどんな子もやる事ではないでしょうか。

そしてこれらは全て、同居している猫が生まれて間もない頃~2歳頃までに行った行動ばかりでした。

ただ、僕自身も猫との同居生活が初めてで、飼い主1~2年目の頃。今でこそ思えるのですが、「飼い主の方が偉い」「世話してあげてる」などと、どこかしら上から目線で見ている時期だったなと正直思います。

叩いたり、怒鳴ったりはしませんが、何かしら嫌な行動をとられるとイラッとした事もありました。夜中、走り回っていて起こされた時はもう腹立って「コラッ!」って言った事もありましたね(笑)

でも、猫に「やめなさい」って怒ったところで聞く訳がありません。猫には猫の生き方があります。人間と同じです。そんな風に直接怒っても人間の独りよがりです。

結局自分中心でしかなかったので、何の努力もしていないのと同じでした。当然、環境は何も変えられませんでしたね。

やはり楽しく仲良く過ごしたいなら、人間が考え・環境を変えていくしかないです。

大きく悩んだ猫の習性は

噛み癖

例えば、我が家の黒猫ヴォルグの噛み癖ですね。

生後半年までが1番噛まれたような気がします。腕やわき腹の肉を引っ張られるくらいに強く噛まれる事が多かったですね(笑)もちろん血まみれ…

噛まれたまま強引に引き離そうとするのはよくありません。余計強く噛むので。

噛まれても多少耐えたりもしました。すると、噛む力が弱くなったりもするんです。慣れるまで辛いですが(笑)

一つの猫なりの表現だと思う様にしていました。ただじゃれたくて噛んできたという事もあったと思います。

とはいえ、もしかしたら「知らない間に怒らせていただけ」という事もあったかもしれません。こっちは可愛くて撫でていただけなのに、猫からすると「そこは触らないで」とストレスから噛むという行動に。

当時は猫への理解・配慮・思いやりが欠けていたという自覚もあります。

逆にヴォルグ自身が甘噛みを覚えていなかったという事も1つの理由になると思っています。甘噛みされると、痛いどころかむしろ嬉しいと思えるくらいに可愛く思えるものです 😳

甘噛みを覚えたきっかけが、ヴォルグが生後半年を過ぎた頃に2匹目を我が家に迎えた事。

キジ猫のミクです。猫同士でじゃれ合って凄い噛み合うんですけど、そのやり取りで噛み加減を覚えました!ミクのおかげで甘噛みを覚え、「噛まれると痛い」という事を覚えてくれたのか、噛む事自体がなくなりました。

これは多頭飼いのいいところだったと思います。実際に、噛まれる事を経験し相手の痛みを知る事のできる賢い動物です。

部屋の物を荒らす

猫(動物)を飼うなら必ず部屋は片づけるべきです。

もっと深堀りしていくと、

  • 小さな物などは必ずしまい、誤飲して窒息したりする事故を避ける
  • 本棚など、倒れて下敷きにならない工夫をする
  • 高い位置に移動できる場所をこちらで決めてしまう
  • 猫が好むものを把握する(フローリングやクッションなど)
  • 猫の居心地優先で、こちらが過ごし方を変える(可能な限り)
  • 最終的に、猫も人も極力苦にならない部屋作りをする

初めから完璧な環境など、ありえません。その家庭と猫との相性みたいなものもないとは言い切れませんし、どうしても譲れないものもあるはず。

でもできるだけ、家の中を片づける事は大切だと思います。

猫が環境に慣れてくれば、そこまで神経質になる事もなくなります。「このままだとこうなるだろうな」と予想できる事は早めに対処しておくべきかなと個人的に考えます。なので、部屋はいつでも変化する必要があるくらいに思っていた方がいいですね。

躾は動物にだけじゃない

もともと僕は犬を飼った事があっても猫とは初めての暮らしだったので、全てが初めてだらけでした。なのでよく犬と比較をしてしまったものです。

そして、よく犬は「躾」ができる。逆に猫は「躾」ができない

果たして、「躾」ってなんでしょうか?犬が「躾」できるのに対し、猫は「躾」ができない?僕の個人的な考えですが、犬も猫も完全な「躾」なんてできないと思っています

当然ですよね。人間も犬も猫も違う生き物です。行動、価値観、好き嫌い、全て違いますし合わせる事は不可能です。

最初は「可愛い」「飼いたい」と思い飼うのが人間です。「躾」という言葉を「ルール」と言い換えるとしたら、動物を飼い始めた時点で僕たち人間には守らなければいけない「ルール」が生まれています

人間中心の考えを捨て、人間の方から歩み寄り、動物の価値観に合わせてあげる環境作りをするべきだと思います。

それは犬であっても、猫であっても「飼う」という選択肢を選んだ以上、良き方向へ導いていくのは飼い主の役目だと考えています。

犬や猫が本能で生きているのに対し、人間は自分の感情をコントロールし考えて行動する事ができます。それは行動を抑制する事も出来ますし、全力で突き進む事も可能です。

自分が導いていく。それこそが最良だと気付かなかったら、もしかしたら僕も自分の猫を好きにはなれなかったかもしれません。

ペットの方は飼い主を選べない

ヴォルグ

人間は可愛いと思った子を飼います。でも、当然ペットは飼い主選べません。だからこそ、僕たち人間に様々な主張をしてきます。

もちろん僕たち人間も、最初から全ての要望を聞く事はできません。理解もすぐは無理でしょう。ペットは何を飼っても最初はみんな同じです。少しづつ時間をかけて1つ1つクリアーしていく気長な心構えをもって臨むべきだと思っています。

この記事を書いた現在、2匹の猫と暮らして7年が経ちました。いまだに思う様にいかない事もありますが、それが普通です。

そして、1つ1つ問題を解決していく事で、人の対応力も変わっていきます。それも人の強さですよね。

今後も、楽しい猫との日常を満喫していける様、日々精進です 😀

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
かぁ
奥さんと猫2匹に癒される毎日を送っています。黒猫♂とキジトラ♀飼ってます(=゚ω゚)ノ 愛猫の記事が中心のブログにしていきます(°▽°) 我が家での出来事、気になった事など公開していこうと思っています。 ゲーム関係の記事もありますが、猫記事優先の方向で進めていきます。
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