てんかん

てんかんを持つ愛猫の為に、食事で気を付けている5つの事

我が家では、2匹の猫を中心に生活をしています。先住猫の黒猫のヴォルグとキジ猫のミクです。2匹は3ヶ月違いの同い年で、2019年現在7歳になります。

今回の記事はてんかん発作を起こす猫の「食事」について。

猫に限らず、動物を飼うと必ずご飯を用意しなければなりません。もちろん食事は楽しいコミュニケーションの1つです。実際にお店に足を運んだり、ネットで検索した事がある人はご存じだと思いますが、キャットフード1つとっても凄い種類があります。フード選びは猫を飼う事の1つの楽しみ方であると思います。

と、ここで我が家の悩みを1つ。

ほとんど病気をしないキジ猫のミクとは対照的に、黒猫のヴォルグはこれまでによく病気をしました。てんかんを持病に持つ上、過去に尿路結石も経験した事があります。あと色んな部分で部分脱毛(お腹)とか…

定期的に病院に通っている心配事の絶えない黒猫くんです 😯

食事はヴォルグの体調に直結する要因の1つです。なので、適当に食べさせる事ができません。基本的に我が家の愛猫2匹の食事に関しては、ヴォルグの体調を中心に考えて用意する事にしています。

てんかん発作を抑えるものは獣医師さんの処方して頂いた抗てんかん薬のみ。1度発作が起きると、脳がしばらく発作を起こしやすい状態になっていると担当の獣医師さんから教えて頂きました。実際、数年起きなかった発作がいきなり1日で2回起きた事もありました。ただ、ヴォルグの発作は一度落ち着くとしばらくは起こらないので、抗てんかん薬の効果はあるのだと思っています。

毎日発作を起こす子もいれば、我が家のヴォルグの様に半年~数年起こさない子もいる。結局はその子の体質や遺伝的な要因が大きいとも言われる猫のてんかん発作。だからといって、何も意識せず何も改善せず見ているだけなんて無理ですよね!

この記事では、てんかんを持病に持つ愛猫の普段の食生活について、我が家の経験やルールを書いていこうと思います。

てんかん発作の抑制に良い食べ物とは

結果として、掛かりつけの動物病院の獣医師さんいわく、現在、猫のてんかん発作の抑制に良いとされる食べ物はないとの事。本当にこれは残念でした…

食べさせるより、食べさせてはいけないもの(ネギ類など)が多いですね。全てではないですが、人間の食べ物は猫にとっては猛毒にもなりえるものがたくさんあります。飼い主である自分たちも、食事をした後はテーブルの下に食べかすなどを落としていないか、キッチンの床にきざみネギや玉ねぎが落ちていないか、必ず確認するようにして、基本的に人間の食べ物は猫には食べさせない様にしています。

てんかん発作は、脳内での神経回路のショートが原因と言われている事から、身体の内側ももっと大事にしないとダメだと思っています。そこで、てんかん発作の頻度が増えてくる前に、食生活習慣を改善するべき点はないかを考えました。

1つ気になったものに猫用サプリがありましたが、我が家の猫には今のところ必要ないかなと思っています。理由は、そこまで頻繁な発作を起こしてはいないからです。とはいえ、短い期間で起こした事もあるので、毎日発作の可能性を考えない日はありません

ただ、獣医師さんの指示も無しにどの程度の抑制効果があるかも分からないサプリを自己判断で飲ませるのは良くないと思いました。抗てんかん薬の投与を始めて、発作の頻度がそこまで高くないのであれば獣医師さんに勧められるまではサプリに手を出す必要はないんじゃないかなと考えています。

てんかんを持つ子に、おやつの頻度は?

普段は朝と晩の2食である餌(カリカリ)以外の食べ物として、おやつをあげる時はルールを決めて食べさせています。

「過剰に摂取して大丈夫なおやつは無い」と思うくらいがちょうどいいかなと考えているので、おやつをあげる頻度は基本的に1ヶ月に1度、あげても「ちゅーる」1本程度の量です。だいたいのおやつには、健康を損ねない様に1日の制限量が決められていると思います。ただし、あくまでその猫の健康に合わせる必要があると思っているので、おやつはかなり控えめにする様になりました。食いつきがいいとキリなく欲しがるので、量はきっちり決めておく方が後々の健康の為ですね。

でも、最初はそこまで考えていませんでした。

てんかん発作が出なかった生後半年~1歳頃は、毎日の様にほしかまというおやつを食べさせていました。これまた食いつきが良い事(笑)初めての猫との暮らしだったので、食いつきが良いと飼い主としても嬉しいし可愛い :lol:ついつい少し多めにあげてしまう事も。当時は猫の事に無知で、何も気にせず色んなキャットフードやおやつを試していました。

ある日、体調に異変が起こります。ミネラルバランスが良くない食生活だったのか、尿路結石になってしまったのです。この記事では尿路結石が治るまでの事に関しては触れませんが、雄猫は去勢手術を受けると尿路結石になりやすい傾向にあるとの事。ヴォルグは生後半年頃に去勢手術を受けています。食事の影響がどの程度かは分かりませんが、何も考えずにいた自分が病気の後押しをしてしまった様で後悔しました。

なので、おやつは安価で手軽に用意できますが月に数回、または週に1回程度という感じで決めておく事にしました。あとは爪切りや、稀にお風呂に入れた時のご褒美くらいです。

病気になってからの治療費、猫のストレスを考えると何もいい事はありませんからね。

現在のご飯と健康状態は?

餌を食べるヴォルグ餌を食べるヴォルグ

ロイヤルカナンのphコントロールという療法食を朝晩食べさせています。尿路結石になってからは、ずっとこれを食べさせていますね。尿路結石の治療は終わっているので、予防食という事になります。でも毎日同じだと猫も飽きてくると思うので、たまにですが缶詰や別のドライフードを食べさせたりしています。

この食生活を続けて、てんかんに関する症状に関して言えば特に問題はないかと考えています。発作が出なくなり落ち着いてくると半年以上~数年はおさまっています。てんかんと診断された猫としては、発作の頻度は割と少ない方ではないでしょうか。

ちなみに、ご飯(尿路結石の予防食)を準備する時間は7時半、夜19時半と決めています。猫はご飯を数回に分けて食べるという習性があり、1度食事が落ち着いた時に、抗てんかん薬を1日2回飲ませています。なので毎朝毎晩、予防食と抗てんかん薬が同時に胃の中にある状態になります。この事から、完全に発作が起きない訳ではありませんが予防食が薬の効果を妨げていると感じた事はありません。

てんかん発作が起きないかを気にしすぎて、余計な事まで考えていた過去の自分に言ってあげたいです(苦笑)

まとめ

繰り返しになりますが掛かりつけの動物病院の獣医師さんいわく、猫のてんかん発作の抑制に良いとされる食べ物はないそうです。食事で発作を抑える事は基本的にはできないので、やはり抗てんかん薬を飲ませてあげる必要があります。

猫の食事に気を付けている事をまとめると

  • 食べさせてはいけないものに注意する
  • おやつをあげる頻度を決める
  • 朝晩の食事は時間を決める
  • 食後の抗てんかん薬は時間を守って飲ませる
  • 食後は抗てんかん薬を絶対忘れずに飲ませる

これら5つ、大した事のない決め事と思われそうですが、案外きっちりする事が難しい時もあります。つまり、猫を最優先にするという事ですね。毎日同じ時間・同じタイミングで薬をあげると猫も習慣に慣れてくれます。我が家の猫は薬をどうしても嫌がるので、せめて同じ習慣にするのがストレス的にもマシかなと思って続けています。

これからもこのスタイルで、しばらくヴォルグのてんかん発作と向き合っていくつもりです。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
かぁ
奥さんと猫2匹に癒される毎日を送っています。黒猫♂とキジトラ♀飼ってます(=゚ω゚)ノ 愛猫の記事が中心のブログにしていきます(°▽°) 我が家での出来事、気になった事など公開していこうと思っています。 ゲーム関係の記事もありますが、猫記事優先の方向で進めていきます。
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