「猫や犬などの動物を飼いたい」と思ったら、
ペットショップで出会いを見つける
里親募集情報を見て会いに行く
野良猫(犬)を自分で保護する
などの選択肢が浮かぶと思います。
例えば、
という方は里親募集の情報を検索したり、野良の子を保護するといった出会いを選択するかと思います。
我が家の場合は、里親を募集していたボランティア施設から猫を引き取った事があります。
元々、先住猫になる黒猫を1匹飼っていたので受け入れる環境は整っていました。
ですが、募集しているからといって連絡して会いに行ってすぐ連れて帰れる程、
そんなにすんなりは気に入った子とご縁を持てる訳ではありませんでした。
僕がお世話になった里親募集のボランティアでは、軽い審査の様な雰囲気で進めて下さいました。
(対応は里親募集している責任者の方針次第な部分もあると思います)
そんな里親募集への応募経験から、
里親にさせて頂いた時の経緯を書いてみようかと思います。
目次
Twitterで見た里親募集
里親募集で引き取られた動物の数だけ様々な経緯があるとは思いますが、
我が家の場合は、まずTwitterで偶然見かけた事から始まりました。
当時の写真とプロフィール
- チビ(施設に居た頃のなまえ)
- きじ猫♀
- 生後約3か月
- 性格…活発
募集に使われていた写真ではありませんが、引き取ってすぐの当時の写真です。
偶然会社の近くの施設で保護されていた事と、
もう1匹飼いたい。そしてこの子が可愛かったから。
他にも連絡をしている方々がいるかな?とも思いましたが、まずは電話で連絡する事に。
すると、すぐに日程を調整して会いに行く事となりました。
ここまではすんなり話は進みましたね。
保護施設にて面談、初顔合わせ。
繁華街のはずれにある、閉鎖した会社の跡地っぽい場所が施設になっていて、
中に入ると、動物を保護するケージがたくさん並んでいる光景。
とはいっても、ほとんどケージに動物はいない状態で、匂いだけがある環境でした。
生後3ヶ月の子猫はどんな感じなのか
そんな中、奥の小部屋に里親希望の猫がケージの中で保護されていました。
さっそく様子を見ようと近づいたところ、
「シャーッ!!」
と威嚇してくるわ、撫でようとすると本気で噛みついてくるわで物凄く不安になったのを覚えています(笑)
黒猫を1匹飼っているとはいえ、その子もまだまだ飼い始めたばかり。
猫の扱いなんて全然まだまだです。戸惑いばかりでした(笑)
そこで、ボランティアの方が毛布を手にくるんで猫をケージの中から出してくれました。
どうやら抱っこしてしまえばおとなしくなるとの事(笑)
この可愛い表情からは想像できない程に激怒してましたね(笑)
インパクトのある出会いでした!
怒って猫パンチ、噛みついてきたりする時
出会った頃のミクの行動は、僕の猫のイメージを180度変えてくれました(笑)
猫パンチと噛みつきのオンパレードで、指一本触れる事さえ叶いませんでした。
でも、おそらくミクはかなり不安だったんですよね。
- 慣れない人間に怖さを感じている
- 警戒して威嚇しないといられない
- 心を開いていない
性格にもよりますが、警戒しているとどんな行動を取ってくるのか、知っているのと知らないでは全然対応に差が出てきます。
長い目で優しい気持ちを持って理解しあっていこうと思いました(笑)
そして10分程の間、触れ合いの時間を設けて頂きました。怪我をしない様に、バスタオルでミクはグルグル巻きにされていましたが(笑)
そういった触れ合いを大切にするボランティアの方でした。
ミクとの初対面が終わった後、里親の交渉の前にミクの事について、ボランティアの方と色々とお話をしました。
- おそらく生後3か月くらいとの事
- どの辺りで保護した、またその時の様子
- どこかに怪我はないか、病気してないか
里親になる為に、どんな人間かをみてもらう
ボランティアさんと本題の話ですが、1時間程で聞かれた事は下記のとおりです。
- 現在、動物を飼っているか。その動物はどんな子なのか
- 猫を飼った経験はあるか
- 先住猫になる子がいる場合、同居時のイメージができるか
- 仕事をしているか。またその勤務時間帯は?
- 自宅状況は?ご家族や大家さんの同意は得ているか
- 里親になるあなたの持病の有無は?
- ボランティアの方から見た、僕の印象について
箇条書きにすると、威圧的に感じてしまうかもしれませんが、話をしている雰囲気は笑いも込みのやんわりした空気ですw
圧迫面接の様なものではありませんでした。
楽しんで話し終えたあとに、里親申請の同意書にサインをしてその場を後にしました。
- 定めた期間内にほかの方が里親申請が来た場合、ボランティアの方の意向で1番だと思う方を里親にするという事
- 里親になったら年に1度、成長の様子が分かる様に写真(写メール等)を送る事
お世話になったボランティアさんいわく、この申請書はほぼ決定だと思える人にしか渡さないそうです。
里親を募集したからといって、すぐに決まる事もあれば中々見つからない事も珍しくはないとの事。
1週間ほどで連絡があり、自宅まで猫ちゃんを送迎して頂ける事になりました。
里親になる事、猫(動物)を飼う事
ボランティアの方とはたくさんのお話をしたのですが、やはりメインとなる話題は、
キチンと愛情を持って育てていけるかどうかです。
ボランティアの方はそういったところを見てくれてましたね。
僕の場合、ボランティアの方に安心感を持って頂けたのは、
- 猫、もしくは動物を飼った経験はあるか
- 先住猫になる子がいる
- 先住猫を飼う時の経緯
- 動物を飼う為の最低限の収入
この4つのお話がしっかりできたのが大きかったのかなと思います。
もちろん動物を飼ったことがなくても、その人の人間性を見て判断しているので、非常識な人でなければ里親として問題はないとは思います。
里親になるにあたって、こちらの不安な面も正直に話すのもいいと思います。そういったところから、自分では気づいてもいなかった動物への思いであったり、これから学んでいかなければならない事を確認出来たり、教わったりもしました。
ただ正直、気づかされましたね。
動物を保護する現実を簡単にみてしまっていた自分がいたという事に。色々なボランティアの方がいて、方針や思いはそれぞれかと思いますが里親を探す事に、ここまで徹底しているものだと思いもしなかったので。
凄くいい社会勉強になったなと感謝しています。
例えばですが、ボランティアの方とお話をした時に
猫が好きになりそうだから!
なんとなく動物飼ってみたいから!
上記の様に、自分目線でしか動物をみていなかったり、「一時的な動機」の様な安易な考えと雰囲気を持っていれば、どれだけ引き取りたい思っても今回のお話はなかった事になっていたと思います。
ボランティアの方にもそういった雰囲気は伝わると思うので。
常に動物目線を忘れずに。
犬や猫といった動物と住み始めた時は可愛いという気持ちが大きいと思います。でも、動物はいざ飼ってみると、飼う子次第でもありますが、お金もそれなりにかかります。体調の変化はもちろん、ケガをすれば病院にも行かなければいけません。
でも、それは当たり前の事であり、飼う人間の責任です。
人間は考えを持って行動できます。ですが、動物は本能で生きています。その本能には、病気やケガをしても隠すという事も含まれています。
色々な環境や要因が重なって、病気やケガを発見するのが遅れる事もあるでしょうし、仕事の事情で、様子をみるのが厳しくなる事も現実にあると思います。
でも、人間の都合に合わせるのではなく猫(動物)の都合で物事を見る事も大切です。
初めのうちは自分の考える予定外の行動をしなければならない事も少なくありません。でもそのうち慣れてきます。一緒に暮らすという事は、常にそういう事だと思っています。
そういうものだと思っていればそれが当たり前ですからね^^
猫(動物)を飼う上で意識している事は
- 猫(動物)の都合で生活すること
- それを当たり前の感覚にすること
- 隠し事がないか、常に様子を見ておく
- いつ病院に掛かってもいい様に準備しておく
基本的に、これらを守っていれば自然と猫(動物)はなついてくれます。結局のところ、どれだけ思いやって大事にしていけるかが大切だという事ですね。
里親募集、野良の子を保護、ペットショップから家族の一員、どんな経緯であろうと、接し方は同じです。しっかり愛情を持って同じ目線で過ごす事が大切に思います。
2020年4月8歳になった、ミクの動画
めっちゃ元気なままの様子を撮影しています。
今年の健康診断へ行った時の内容です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!