飼い猫と過ごしていると、「もう1匹うちに迎えたい」と思う事があると思います。
我が家も野良だった1匹目を拾った後、野良の2匹目を迎え入れるというケースでした。
色々なケースのお迎えがあるとは思いますが、多頭飼いするとなると様々な悩みが出てきます。
すぐに浮かぶのが、
先住猫と仲良くなれるかな?どんな環境にすればいいのかな?
と考える人も多いはず。実際に、2匹目の子猫を我が家に招いた時は最初から仲良くしてくれる訳ではありませんでした。
ケンカばっかりです(笑)
こんな感じ↓
猫同士の相性もあるので、こればかりは時間をかけて自然に慣れるのを待つ事も大切です。
慣れて仲良くなってもプロレスくらいはします↓
この記事では、我が家での「猫2匹目をお家に迎えた時のお話」を振り返ってみようかと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。
少しづつ距離を縮める事を意識した
我が家の猫ちゃんたちの当時の年齢が、
- 先住猫のヴォルグ♂生後9ヶ月
- 2匹目のミク♀生後3ヶ月
になります。
迎えて初日はお互いがお互いを意識しまくる状況がつづいてましたね(笑)特に先住猫のヴォルグは、新しい家族になるミクをずっと見ていました。気になって仕方ないという感じで。
色々なサイトがある中で情報はたくさんありますが、結局は、どうやったら猫ちゃんたちにできるだけストレスをかけずに距離を縮めれるかを考えてました。
人間が思う以上にストレスを感じる事もあるでしょうし、精神的なところから思わぬ病気をされるのは飼い主にとっても、猫ちゃんにとっても大変です。
人間の立場で考える
新たにお招きしたミクばかりを可愛がっていると、先住猫であるヴォルグは自分の居場所をなくしたと勘違いして、機嫌を悪くする事もあるとの事。
まぁ、仲良くなって欲しいのに1匹だけ可愛がるなんてありえませんよね?
例えば、自分が知らない人間と同居するとなった場合、いきなり同じ部屋で寝食を共にするなんて無理です。自分だったら、どうして欲しいか。そこを忘れない様に環境を整えてあげるのも、飼い主として絶対に意識するべきですね。
具体的に行った事
初日から1週間程はケージを利用する
ヴォルグは、基本的に僕の部屋で過ごし(家の中を自由に開放する時もあり)、そして別の部屋でミクをケージに入った状態で過ごしてもらっていました(気象の激しい子なので、ケージから出て走り回ったりなどの事故防止)。
この時、お互いが視界に入る場所をつくっておき、遠くからお互いの存在を認識できる様にしておきました。
初日から気になってしょうがないという感じで、2匹とも1日中遠くからお互いを見ていました(笑)
その様子を見ているだけでもニヤニヤしてましたね!可愛いかったなぁ。
初日は存在を知ってもらう為、接触は無し。2日目からは先住猫であるヴォルグだけ自由に行動させてみて、ケージ越しにヴォルグから近づいていく様子を見ていました。
ケージ越しでも、ミクはヴォルグに「シャーシャー」威嚇してましたが、ヴォルグは臆することなくケージのすぐ側まで近寄ったりしていました。
迎えてから1週間でも威嚇は続く
お互いの存在を認識し、ケージ越しに近づく事にも慣れたのか、ミクがヴォルグに威嚇する様子も少なくなりました。なので、1度触れ合ってもらおうとミクをケージから出して、ご対面。
すると、
大ゲンカになりました(笑)体格差が凄い!
ミクが常に威嚇している状態。ヴォルグは威嚇というよりはコミュニケーションをとりたいといった様子でしたね。
なんとなくですが、大ゲンカの時はいつもヴォルグはかなり手加減しているようにも見えたんですよね。実際怪我をさせる事もなかったし。
あまりにミクの気が強く、飛びかかってきたミクをヴォルグが片手ではたき落としてましたけどね(笑)さすがに大丈夫かと驚きました 😯
体格差ってここまでパワーが違うのかと。もちろん、ミクに怪我はありませんでした。
先住猫への思いやりを忘れない
一般的に多頭飼いをする時、先住猫も同じ様に可愛がってあげるのが大切です。
うちの場合はなかったのですが、どうやらやきもちが原因となり新入りの猫ちゃんを敵と認識する上、居場所をなくしたと勘違いする事もあるそうです。そんな事になるのは精神衛生上よくありません。精神の次は身体に悪影響を及ぼすので何もいい事はありませんね。
新入りの猫ちゃんを可愛がった時は、必ず先住猫もかまってあげましょう。
少しずつ猫も成長する
少しずつ距離を縮める事は、少しずつ2匹の仲を見る事にもなります。
少しずつ仲良くなれば、ケンカの際に怪我をする可能性も抑えれるし、感じるストレスも抑えれるのではないかと。
人間と同じで猫ちゃん同士の相性もあるはずなので、全ての猫ちゃんにいろんなケースがあると思いますが、少しずつ慣れさせていく事はどの子にも悪い事ではないと思います。
飼い主としても、猫ちゃんの様子が目に見えて変化していくのは嬉しくもあり楽しいものです。
結果的に、先住猫のヴォルグの方が教えられた事もありました。
ヴォルグは甘噛みを知らなかったので、機嫌を損ねると僕の手や腕など思いっきり噛んでくるので、何度も流血しましたね(笑)今でもたまに構いすぎて嫌がられて噛まれますが、怪我をする事はなくなりました。
ミクのおかげで「噛まれると痛いんだよ」、という事を知って加減する事を覚えてくれました。思いやりを学ぶというのは、猫ちゃん同士でないとできない事もあります。
人間も同じですよね。仲良くなれるまでの期間は、その子達次第なので見守るしかありませんが、そこは責任をもって待ってあげましょう。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
現在の2匹の様子↓